介護施設にはさまざまな種類があります。「ショートステイ」もその中の一つ。いったいどのような施設なのでしょうか？他の介護施設との違いは？ショートステイを利用するためには何か条件があるのでしょうか？
富田林市でショートステイを探している方、はじめて利用される方のために、わかりやすくご説明します。
ショートステイの基礎知識
ショートステイとはご自宅で生活されている要支援、要介護認定の方が一定期間短期滞在型介護施設あるいは特別養護老人ホームや介護老人保健施設、病院、有料老人ホームなどに入居し、介護サービスが受けられる施設です。
受けられるケアは食事や入浴、排泄介助など身の回りのお世話から心身機能の維持や改善のためのリハビリなど多岐に渡ります。また、入居者が生きがいをもって毎日を楽しく過ごせるよう、レクリエーションやイベントなども積極的に行われています。
介護職員が常に健康チェックを行い、24時間体制で常駐しているので体調の変化などにもすぐに対応可能です。
ショートステイとは？
実は以上のような介護サービスは特別養護老人ホームをはじめ他の介護施設でも行われています。では、ショートステイと他の施設との違いはどんなところにあるのでしょうか？
基本的に特別養護老人ホームは一度施設に入居したら最期まで介護ケアを受けることができます。それに対して、ショートステイは正式名称を「短期入所型生活介護」と言い、その名の通りあくまで短期間のみの介護サービスとなります。基本的には普段は在宅で家族が介護を行い、どうしてもケアができない期間のみショートステイを利用します。
たとえば、介護されているご家族の方が出張や旅行、冠婚葬祭などで遠方に行くために数日間家を空けなければいけないようなケースでショートステイが活用されます。また、介護疲れを感じたときにショートステイを利用される方もいらっしゃいます。少し介護から離れることでリフレッシュでき、また介護を頑張れるようになれる、家族との向き合い方を考えられるという方も少なくありません。
他にも自宅で介護できる体制が整うまで、特別養護老人ホームに入居するまでといったつなぎの期間に介護サービスを受けるため、介護施設に慣れるためというように、さまざまな用途でショートステイが活用されています。
在宅介護は容易ではなく、ご家族の方に大きな負担がかかります。ショートステイは要介護者の方はもちろん、普段介護を頑張られているご家族の方にとっても強い味方と言える介護施設なのです。
ショートステイを利用できる条件
ショートステイを利用できるのは要支援もしくは要介護認定を受けた方です。短期滞在型介護施設、特別養護老人ホーム、介護老人保険施設、病院のショートステイは基本的に介護保険を使って利用することができます。民間企業が運営している有料老人ホームなどは介護保険が利用できず、全額自己負担になる場合もあります。
前述のとおり、ショートステイは利用できる期間が決められていて、介護保険が適用されるのは1ヶ月につき最長30日。31日目からは全額自己負担となりますのでご注意ください。
また、累積日数は要介護認定期間の半数までと決まっています。たとえば、要介護認定期間が180日であれば、その半分の90日はショートステイを利用することができます。
しかし、介護をされているご家族の方が病気や事故をした場合など、やむを得ない事情があるときは延長が認められる場合があります。
また、ショートステイを利用するためには要支援の方の場合は地域包括支援センターで介護予防ケアプランを、要介護の方はケアマネージャーにケアプランを作成してもらう必要があります。ただし、4日未満の短期入所や仕事や冠婚葬祭などの急用ができた場合はケアプランなしでも利用できます。
ショートステイを利用されるのであれば、まずは地域包括支援センターもしくは担当のケアマネージャーに相談してみましょう。
まとめ
ショートステイを利用すれば、ご家族の方に変わって要支援者・要介護者の方の面倒を見てもらえますので、気兼ねなくお仕事などの用事に出かけることができます。また、介護に疲れたときなどに利用してリフレッシュするのも良いかもしれません。ちょっと休むことで、また新たな気持で介護に臨むことができます。
在宅介護をされている方、これから在宅介護を考えられている方も、ショートステイという施設があることを知っておくだけも、備えになるかと思います。
ショートステイ弥生は富田林市にある短期滞在型介護施設です。定員20名の少人数制だから目も行き届きやすく、アットホームできめ細かい介護サービスが受けられます。人工透析をメインに行なっている「尾崎クリニック」、「祐青診療所」の母体である医療法人が運営しているので、透析患者さんも安心して利用できます。
富田林市でショートステイを探されている方におすすめです。
