介護職として働く場合、施設にもよりますが一日の仕事の流れを把握しておくことが必要です。利用者の状況やその日の体調などによって対応の仕方は変わってきますが、毎日すべきことと週や月ごとにする必要がある仕事などに対応するためにも、一日の仕事の流れや、一緒に働く人のスケジュールも頭に入れておかなければならないためです。そこで介護職の一日の流れを詳しくご紹介します。

一日のスケジュールは通所タイプか入所タイプかでも変わる

介護職は「仕事が辛い」「スケジュールがハード」という話を聞いて、働く前から「大変な仕事なのでは?」と不安になるかも多いかもしれません。たしかに介護職は他の仕事と比べると、仕事内容や勤務体系が特殊です。ただ、そういった特殊な働き方の方が楽と感じる人もいるので、実際に働いてみなければ分からない部分が大きいともいえます。また事前にどういったスケジュールで施設が動いているのかが分かれば、自分がどういった働き方をしたいかで就職先を考えることにもなりますので、把握しておくことをおすすめします。

通所タイプのスケジュール

施設に利用者が集まり、食事や入浴の介助を受けたり、レクリエーションを利用者同士で行ったりする介護サービスです。施設が送迎を行うため、食事は昼食のみであることがほとんどです。また全ての人が入浴サービスを受けられるわけではなく、曜日によってサービスが違ったり、介護が必要な人のスケジュールに合わせてサービスを行ったり、施設によって違いがあります。

入所タイプのスケジュール

利用者が施設で生活をする介護サービスが入所タイプです。利用者の介護レベルによって施設のサービスには違いがあります。日常生活が介助がなくてもほぼできる利用者や、食事から入浴、全てにおいて介助が必要な利用者もいます。また身の回りのことができる人でも、認知症などで一人での生活が難しい人がグループで共同生活をする施設などもあります。入所タイプの介護サービスでは、介護職が交代で24時間利用者を見守る必要があります。そのため施設にもよりますが3交代、もしくは4交代の勤務で対応します。

通所タイプの介護職の一日のスケジュール

8時~出勤 送迎の準備をします。運転手と助手が一~2人で地域ごとに分かれます。利用者によっては自宅のベッドから移動が必要なこともあるため、送迎の順番や送迎する利用者の名前を確認します。
9時~サービス開始 利用者を出迎え、体調チェックを行います。
11時~訓練やリハビリ 利用者の体の状態に合わせてリハビリを行います。口腔の運動などをすることもあります。
12時~昼食で介助が必要な人に付き添います。また食事の進み具合などもチェックし、家族に連絡するために記録します。
13時~入浴サービスを受ける人に付き添いや介護を行います。
14時~レクリエーションを行います。季節に合わせた行事や利用者のリクエストを受け付けることもあります。
15時~おやつを食べてもらい、レクリエーションの続きをしたり自由時間として好きなことをしてもらうこともあります。
16時~送迎を行います。備品の片付けや施設内の消毒や掃除、次の日に出勤する人への引き継ぎなどをまとめます。
17時半~退勤します。行事が予定されている場合などは残業して準備することもあります。

入所タイプの介護職の一日のスケジュール

入所タイプの場合、3交代だと早出・日勤・夜勤、4交代の場合は早出・日勤・遅出・夜勤で出勤時間が変わります。一日のスケジュールは早出の人が朝食の対応、日勤が昼食の対応をする他は、通所タイプの介護職とほぼ同じようなスケジュールです。入所タイプの場合は、夕食があり、遅出や夜勤の人が対応にあたります。そして夜勤の人は交代で休憩をしながら夜間の見回り、おむつ替え、呼び出しの対応にあたります。毎日の生活の介助をしながら、利用者のシーツや衣服の洗濯などもしなくてはいけないため、通所タイプの介護職に比べ小刻みで仕事が入ります。さらに交代で介助にあたるため、引き継ぎや連絡を小まめにする必要があり、仕事量も多めです。