妊娠・出産は女性の体にとって一大イベント。女性から母の体へと変わる、と表現されるほど、さまざまな変化が表れます。バストやお腹が大きくなるのはそのうちの一つでしかありません。
そしてその変化は産後にも起こります。むしろ体へのダメージは出産してからの方が大きいかもしれません。そこで、どのような症状があるか、どのような対策をすればよいのかをまとめました。これから出産を迎える女性は、ぜひ参考にしてくださいね。

産後の主な体の変化

産後の女性の体は、はっきり言って「ボロボロ」です。一説には交通事故に遭ったのと同じぐらいのダメージを受けているとか…。

主な症状には、

  • 後陣痛
  • 会陰切開・縫合の痛み
  • 筋肉痛

といった、出産直後から見られるものから、

  • 骨盤や膣のゆるみ
  • 関節痛
  • 腰痛
  • 膝痛
  • 尿漏れ
  • 便秘
  • 抜け毛
  • 冷え性
  • 生理痛

など、産後しばらくしてから表れ、回復に数ヶ月かかるものや、中には慢性化しやすいものもあります。

産後の体の変化の原因

痛み

出産直後は、筋肉痛や会陰切開・縫合の痛み、後陣痛など、とにかく体にダイレクトに痛みが来るので、ゆっくり体を休めて、回復に努めるのがベストです。入院していても赤ちゃんの授乳やオムツ換え、沐浴指導などやるべきことはたくさんありますが、それ以外の時間はできるだけ安静を心がけましょう。この時期は骨盤もゆるんだままの状態なので、動き回ったり、荷物を運んだりするのは厳禁です。退院後も、「赤ちゃんより重いものは持たない」くらいの気持ちで!

骨盤底筋群の衰え

妊娠中はどんどん大きくなる胎児や子宮を支えるために、骨盤底筋群を引き伸ばされています。また、出産によって収縮力を損なわれたり、断裂してしまったりとダメージを受けるために、産後も元に戻りにくくなっています。

骨盤底筋群がゆるむことで起こる症状には、

  • 尿漏れ
  • 膣のゆるみ
  • 骨盤内臓器脱(膣脱、子宮脱など)
  • 便秘
  • 下腹が出っ張る

などがあります。改善のための骨盤底筋群のエクササイズもありますが、正しい方法で少なくとも1ヶ月は行う必要があります。それでも効果が感じられない場合は、専門医に相談し、適切な治療を受けることを検討してくださいね。

ホルモンバランスの変化

産後はホルモンバランスも大きく変化するため、心身にも影響が表れます。骨盤のゆるみは妊娠中に骨盤の靭帯や関節をゆるめる働きのあるホルモンが分泌されるためですし、乳汁分泌を促すホルモンによって他の女性ホルモンの量が減少し、肌荒れや抜け毛が起こりやすくなります。

また、ホルモンバランスが変化することで、精神的に不安定になりやすいのもこの時期の特徴。体が本調子でないうちに、育児や家事に追われることや、自分はちゃんとできるだろうか、他のママと比べてダメなのではないかと不安やプレッシャーを感じることがストレスとなってしまう女性は少なくないのです。

 

産後の体の変化、どう対応する?

産後の体の変化には、症状に合わせた対策と、原因を取り除くことの両方を合わせて行っていきましょう。例えば、腰や関節の痛みなら、整体やマッサージ、湿布などを活用しながら、姿勢の悪さや骨盤のゆるみを改善していくことで、解消が期待できます。

骨盤ベルト

ゆるんだ骨盤が元に戻るのをサポートする効果のあるベルトです。ほとんどの産婦人科で採用されています。妊娠中から腰痛予防に使えるので、あらかじめ用意しておくとよいでしょう。きつく締めすぎないよう、正しく装着してください。

エクササイズ

産後は腹筋が弱くなっているため、お腹がなかなか引っ込まず、便秘にもなりやすい傾向があります。また、骨盤底筋群もゆるんでいるので、引き締めや筋力を取り戻すためのエクササイズが有効です。膣や肛門を締めるケーゲル体操や、四つん這いになって腹筋を引き上げるエクササイズなどを、毎日少しずつでもいいので続けてみてください。

医師や保健師に相談する

産後の体の変化による不調や、子育てに対する不安など、心配なことはかかりつけの婦人科や市町村の保健センターに相談しましょう。体のことであれば女性器形成クリニックや美容外科もおすすめです。

産後の体の変化は専門医に相談しよう

セルフケアでも効果は期待できますが、育児や家事の合間に行うのはなかなか大変ですし、かえって体に負担をかけてしまう恐れもあります。まずは出産した産婦人科で相談してみてください。膣のゆるみや尿漏れといったデリケートな悩みは、女性器形成クリニックや美容外科もよいでしょう。産後の体の変化は、早めの対応が改善の鍵!女性医師がきめ細かに対応してくれるみどり美容クリニック・広尾なら、無料カウンセリングも受けられるので、ぜひ検討してみてくださいね。